フダンヅカイ

大切なもの

(2012-09-17)

今、高校生は文化祭シーズンです。
みなさんは学生時代、文化祭、楽しみましたか?


先日、仕事で高校の文化祭に行きました。
各クラスの出し物、バンド発表、作品の展示…
賑わいを見せた最終日の閉会式で、こんな出来事がありました。

閉会式の最後に、文化祭委員長が壇上に上がり
真剣な声で話し始めました。


「みんな、文化祭、楽しめましたか?
僕は今日、公務員の試験がありました。

…でも、文化祭に出たくて、試験を蹴りました。

今ここにいる仲間たちとこの文化祭を成功させたかった。

自分の将来よりも大切なものが、ここにあるんです。」


真剣に今を生きる高校生の話に、涙が出てきました。
それと同時に、自分を振り返りました。

自分は今、大切なものを見つめて生きているだろうか。

これは、青春真っ只中の学生に限った話じゃないのではないか、と思いました。
いくつになっても、何かに真剣に取り組むことはできます。
それを
「もう歳だし」 「高校生だから熱いんだ」
と言ってしまったら、真剣に物事にぶつかれない気がしました。

大人になれば色々な制約がでてきますよね。
それでも、何かに熱くなることから理由を付けて逃げるのは
人生を放棄しているようでもったいないと思います。


委員長のように、大切なものと向き合って生きられたら
きっと日常に、輝く光が見えるのではないでしょうか。

Archives

Profile

宮坂 由香(みやさか ゆか)

都内印刷会社にて、DTPオペレーターとして画像編集、
レイアウト編集業務を経験。

学生時代は子どもたちに忍術を教えたり
舞台に立つ忍者のアルバイト、イベントスタッフをしたり、
人と関わるユニークなアルバイトを経験。

Blog:http://ameblo.jp/saco-foto/
Facebook:https://www.facebook.com/yuka.miyasaka.18