フダンヅカイ

憧れることと、自分ができることのギャップを埋める時間が、自分を作る

(2013-03-20)

自分ができることをどれだけ把握できるか。
向いていることが何であるかを知ること。
そして、それを自分の憧れと照らし合わせて
浮かび上がってきたギャップを
自分と真剣に向き合って埋め続ける。
そんなことをずっと続けています。
そして、その時間が自分を作り上げてきました。

僕の場合だと、コンテンツでいえば
モノクロの写真に、詩的な雰囲気が漂う文章。
そんなコンテンツに憧れます。
でも、僕ができること、得意なことは
そこから正反対の位置にある
いつもの言葉でコンテンツを作ること。
かっこいい文章は書いてみたいし
写真もアートみたいなものを撮りたいのですが、
挑戦してもうまくいきません。

かっこいいなぁ、いいなぁと思いながら
一方で「これは真似しちゃいけないな」という
ブレーキをかける。
これ、とても大事なことだと思うのです。
憧れることは別にかまわないし、
僕も憧れの人はたくさんいます。
でも、八方美人的にいろんな人、ものを
追い続けられるほど人生は長くないですし、
いつの間にか全部が中途半端になる。
いわゆる器用貧乏になってしまうわけです。

だから、僕は自分ができることに
自分の時間を全てつぎ込むことに決めています。
何に向いているか、向いていないかがわかれば
憧れは憧れにとどめておくことができますし、
いわゆる嫉妬の感情も最小限に抑えられます。
「むむ、やっぱりいいなぁ」と思うことは
少なからずありますが、それは短い時間にとどめて
自分ができることに戻ることにしています。

憧れは、真似をするものではなく
自分を前に進めるエネルギーに変えてしまうのが
一番いいのかな、というのが
今のところの自分の結論です。
遊びでやる分にはいいけど、
自分の人生にとって重要なこと、
例えば仕事の場には持ち込まないくらいの気持ちで。

同じことをするのではなく、
自分にしかできないことを。
そんな方針で、前に進んでいきます。