フダンヅカイ

ちょっとの勇気が生み出すギフト

(2013-05-13)

~フィレンツェのcafeにて~

私たちの隣の席にはフランス人の家族が座っています。
ボーイさんのような服をきた店員さんが
炭酸水をこの一家に持ってきました。

すると 何を誤ったのか、店員さんが手を滑らせ
炭酸水が子どもたちにかかってしまいました。

とたんに大声で泣きじゃくる子どもたち。
親も無言で店員さんににらみをきかします。

ちょっと気まずい雰囲気に…。

店員さんが去った後も ずーっと泣いてる子どもたち。

どうしよう…

そうだ!!

私は、和柄の折り紙を取り出し、鶴を2羽折りました。

変なものあげないで! と、パパママににらまれるかな…と思いながら
折った鶴を、2人の子どもに1つずつ渡しました。
すると ずっと同じテンションで泣いていた子どもたちが
泣くのをぴたりと辞めたのです。

そして、とたんに笑顔になり
鶴を まるでプラモデルの飛行機のように空に掲げたり、かざしたり
兄弟同士、鶴のバトル?をしたり。

パパもママも、にらむどころか ありがとう!って言ってくれて。

言葉がわからなくても コミュニケーションはできる。

笑顔と好奇心は 万国共通だから。

ちょっとの勇気が大きな幸せになる。
子どもたちが、それを気づかせてくれました。

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Profile

宮坂 由香(みやさか ゆか)

都内印刷会社にて、DTPオペレーターとして画像編集、
レイアウト編集業務を経験。

学生時代は子どもたちに忍術を教えたり
舞台に立つ忍者のアルバイト、イベントスタッフをしたり、
人と関わるユニークなアルバイトを経験。

Blog:http://ameblo.jp/saco-foto/
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