加茂 | 建築がコワーキングだというのは、 co-baを作ってから気付いたんですか。 |
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中村 | 作ってからですね。ほんとうに最近なんですよ。 |
中村 | それこそ、この間のTHE TERMINALでやった イベントに出た時[*1]に、 三浦展さんに言われたんですよね。 それぞれのキャラ出ていますよねって。 co-labをやっている田中さんと、 THE TERMINALやTHE SCAPE (R)を作った関口さんと、 若手枠で僕が出ていて。 一番co-baは祝祭的だよね、と。 良く言えば祝祭的だけど、悪く言えば 建築学生の製図室のノリを再現しているよね、と(笑)。 |
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加茂 | 空間から祝祭的なノリを感じ取るっておもしろいですね。 |
中村 | ですよね。本当にそうだなと思いました。 場所を作った職人さんたちの制作ドキュメンタリーや、 運営が始まってどういう利用者の方々が関わっているのか というのもめちゃくちゃ面白いコンテンツだと思っています。 ちなみに、あそこの壁面はco-ba libraryの施工を担当した HandiHouse Project[*2]さんの展示ゾーンになっています。 |
加茂 | おもしろいですよね。 HandiHouse Projectさんが co-ba libraryを作っている様子を Ustreamで中継していましたけど、 僕結構ヘビーユーザーだったんですよ。 僕はみんなが楽しんでいるものは 絶対いいものができると考えているので、 中継を見ながら「良い空間ができるんだろうなぁ」 と思っていました。 家を建てている人もそうだと思うんですけど、 関わっている人たちが「これはまずいな」と思っていたら、 現場が楽しそうに見えないですよね。 |
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中村 | ありますよね。 そういうときって、自分で自分たちを不自由にしているというか、 わざと物事を複雑にしているような気がするんですよ。 どんどん深みにハマっていく、 負のスパイラルにならないようにしなきゃいけないですね。 |
[*1]「シェアの未来」第2回 シェアの経済学に出演。
http://theterminal.jp/share_2.html
[*2]HandiHouse Project
デザインから工事のすべてを自分たちの『手』で行う建築家集団。
合言葉は『妄想から打ち上げまで』
Webサイトはhttp://handihouse-project.jp/profile/。