高橋 | 今はイベントで直接会える人が まだ東京近辺に住んでいる人だけに限られているんです。 東京以外の東北地方や北海道、沖縄にもお客さんがいるので、 その人達とどうやってつながれるかなぁって考えています。 で、この状況からどう前に進むかを 今、龍史と話し合っているんですが、 この前改めて感じたことは 「あぁ、自分は人と関わりたかったんだな」 ということで。 |
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加茂 | 人と関わる。 |
高橋 | SAKELIFEが始まってからのこの3ヶ月、 自分ちょっと舞い上がっていたというか。 みんなに「SAKELIFE!」って Twitterやブログとかで声をかけられることが増えて、 さらに周りから「SAKELIFEは日本酒にとって すごい良いことをしてくれている」 って言われているうちに、気づけば自分の中で 主語が日本酒に変わっていたんです。 人と関わりたくて、 その媒体として一番日本酒がいいなと思っただけなのに 気づいたら「日本酒の売上世界ナンバーワンを目指す!」 とか、そういう話になってて。 なんか違和感が取れなかった部分が 解決したのがつい最近なんです。 ただ、それは「売上世界ナンバーワンになりたくない」 ということではなくて、主語が日本酒になっている状態で 実現することに関して違和感を感じていたんです。 人との縁を大切にするサービスを作った結果、 売上が世界一になったら理想だなという 結論が出たということで。 |
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加茂 | SAKELIFEのことを取材する人たちは 基本的にビジネスの視点で物事を見ていると思うので、 ビジネス視点の質問に答えていくうちに、 高橋さんの話がビジネスをやっている人としての 話になっていったんでしょうね。 |
高橋 | あぁ、そうですね。 |
加茂 | ビジネスの話になると、売上の話をしないといけない。 そうなるとどうしても主語を日本酒にしないといけない。 たぶん、イベントよりも取材対応の比重が上がった時に、 日本酒が主語になっちゃったんじゃないかなと。 |
高橋 | そうですね、 気づけばそうなっていた時期がありました。 |
加茂 | 色んな雑誌やネットのメディアに載った時に 「日本酒の定期購入サービスで有名なSAKELIFE」 と紹介されて… |
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高橋 | そうなんですよ。 その、取材を受けて記事が載ったら すごい嬉しいことじゃないですか。 でも、素直に喜べなかった時期があったんです。 普通、もっと喜んで良いはずじゃないですか。 親に自慢しても良いし、 周りにもっと「どうだ!」ってなっても良かったのに、 「あれー?」って。 今思うと、もっと改善したいところがある中で 認知度がどんどん広がっていくことに対する 不安があったんだと思います。 自分がやりたかったことのコンセプトは 「あなた×お酒をもっと楽しく」だったのに、 どこがずれちゃったのかなと… ここ1ヶ月くらいずっと悩んでいましたね。 |