フダンヅカイ
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第3回 3年目からが本番

加茂 トラ男に共通しているのがみんな一生懸命というか、
新しいことを覚えて楽しい、
みたいな雰囲気がするんですけど。
武田 トラ男はまだ立ち上がって2年半くらいで、
ネットをどう活用すればいいのかをはじめとして
新しいものに慣れて楽しんでき始めた状況です。
なのでここから、3年目からが本番ですね。
加茂 準備して、実験して、本番みたいな感じですよね。
武田 そうですそうです。
1年目とか本当に実験段階で、
2年目がようやく形になってきたかなってくらいで、
来年が勝負の3年目と。
加茂 準備段階の話をすると、
トラ男の存在を知ってくれる人は、
イベントを通じて増えてきた感じですか。
武田 やっぱりネットだけだと限りがあって。
FacebookもTwitterも拡散してもらえば良いんですけど、
認知の部分で大きな効果は望めないです。

なので、僕らの認知度が高まったのは
メディアに掲載されたことと、
リアルのイベントを定期的に開催したことが大きいですね。
加茂 SAKELIFEの高橋さんも同じ事を言っていましたね。
SAKELIFEではイベントをやった時に
「こんなに日本酒を美味しいと
言ってくれる若い人がいたんだ」と知って、
SAKELIFEの方向性が固まったという話をしてました。

イベントをやっているうちに、
トラ男ってこういう方向でいけばいいんだ、
というのは固まっていった感じですか。
武田 間違いないですね。

イベントをやってわかったことが2つあって、
まず1つが「若い人たちがお米食べないな」
というのはなんとなくわかってたんですけど、
本当に食べないなと思ったこと。
あともう1つは、僕が農業を知らなかったのと同じで、
やっぱりみんなも農業のことは知らないということです。

そこで
「トラ男ではこの問題をこう解決していかないといけないな」
っていうのが見えてきて、
トラ男の方向性が固まっていきました。

直接お客さんと喋ることによって
わかることはたくさんありますね。
加茂 お客さんの立場で話をすると、
お米についてこれがなんてお米なのかって
考えて食べられる機会が都会だと少ないんです。

例えば牛丼チェーン店に入ったとして、
このお米は何なんだって聞かれたら
ほぼわからないんですよ。
武田 僕分かるんですよそれが。
加茂 すごい!(笑)
武田 最近本当に分かるんですよ(笑)
加茂 それは食べ比べをしてわかるようになったんですか。
武田 普通に暮らしている時は
全然意識してなかったんですけど、
意識して食べるようになってから
まずあきたこまちとそれ以外の米の違いが分かるようになって、
それからこれはこしひかりだとか、
品種もわかるようになってきたんですよ。
加茂 すごい。
じゃあ飲食店ごとに米が違うことがわかると。
武田 わかります。
食べたときに「あ、これコシヒカリだな」って思って見ると、
「国産こしひかり使ってます」って
壁に貼ってあったりして、よしっ!って。
加茂 トラ男を始めてわかるようになってきたと。
そうなると、米どころである秋田との距離も縮まりますよね。
武田 はい、縮まりますね。おもしろいですよ。

(つづきます!)

この連載でも何度か出てきますが、
2012年10月より、トラ男は「トラ男一家」という
お米の定期販売サービスを立ち上げました。

会員になると、毎月秋田の美味しいお米が届くだけでなく
おかずや食べ方の説明など、多くの特典がついてきます。

2kg、5kg、10kgと量も選べるので、
一人暮らしでも家族でも大丈夫。
美味しいお米を食べたかった方、
お米は好きだけど重くて買うのが面倒だった方、
定期購入を通じて農家を支援したい方などなど、
ご興味ある方はぜひこの機会に
トラ男一家に入っちゃいましょう!

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